母性と父性。タロットからの言葉。
今日もご訪問ありがとうございます☪
前回は生活費ご心配のメールをたくさんありがとうございました(*´艸`)
なんとか今週には戻ってきそうですが、日本の銀行と違うのでどうなることやら。
ロンドンは今日は25度くらいまで気温が上がるようですよ。
寒いのは大の苦手ですけど、暑いのは大丈夫♪
さぁ、久々になりました、タロットのお話し。
ロンドンに戻る直前にLINE鑑定した方のリーディング。
彼女は1児の母。
全体のカードを見てて、彼女のテーマだと感じたのはこの2枚。
大アルカナ:3.女帝
大アルカナ4.皇帝
ここのバランス。数字としては先に女帝である「母性」が先に来ます。
母性が満たされてようやく、厳しさである父性が理解できるようになります。
母性って、「なんでも我慢できる強さ」じゃないですよ。
本当に「受容する」姿勢です。
我慢、という言葉は女帝にはキーワードとしてはありません。
子供との関係をみると、父と母、両方必要と言われるのはどうしてでしょうか。
父と母、というよりも父性と母性、ですね。
母性が子供の存在価値をそのまま受け入れて抱きしめ、育む。
父性がそこから「否定」という概念をもたらして自己を見つめさせて成長をもたらす。
子供が自分自身を叱咤激励してさらに成長させるには、この厳しさとも思える否定の概念である父性は必要なんですね。
でも、母性が十分でないのに父性を強く持ってくると。
自分を否定されたという思いしか湧いてこないのは想像に難くないでしょう。
自分を認めて受け入れてもらった上で、自分への厳しい言葉が受け入れられるのです。
だから、まずは抱きしめ、慈しみ、育む母性が大切なんですね。
そしてその後に、父性を感じること。
父性をここでもきちんと感じられないと、今度は自分の足らない部分に向き合う姿勢が持てなくなります。
否定のエネルギーを強く与えられすぎると、自己否定が強い人になるのは想像できるとおもいますが、逆に父性が欠けて正しく否定する方法を知らないままだと、いろんな事に対して他者の責任を訴えるようになります。
「こうなってるのは、あの人のせい」
「私はちゃんとしてるから、私は悪くない」
こうして、自分に起こる不満なことは、誰かや社会のせいにする姿勢が強くなります。
自分の力で自分を客観的に否定して、さらに上を目指す方法がわからないのですね。
本当の女帝、皇帝。
それぞれの役割。
本来なら夫婦としてそれぞれ役割を担えたら理想だけど。
そうではない環境もあって。
私も主人の単身赴任が9年間ありました。子供たちが3歳~13歳くらいの間。
一番、父親や夫にいてもらいたい時期。
私が散々、葛藤したテーマです。
でも、まずは貴女は女帝ですよ、というタロットからの彼女への言葉。
子供は、自分が母親に愛されてるという安心感があって外へ行けるのだから。
愛されることを体験することで、自分も誰かを大切に思えるようになるのだから。
自分だけでこの世を回してる、自分だけがこの世にいて、生きていられればいいなんてこと、ありえません。
自分を知って、受け入れてもらって、自分でも自分を受け入れて、そこから相手を知って、受け入れていくそして、受け入れてもらう。
その基礎となる感覚は、女帝の母性。お父さんはその後、です。
産んだら母親としてみんなが女帝になるのではありません。
周りから母親と呼ばれて、自分でもお母さんと呼んで、子供からもお母さんと呼ばれるだけです。
そこからは子供を通して自分も成長するんですよね。
小さいけど性格を持った一人の人間と向き合って育てるのですから。
社会の中で仕事するよりも気苦労は多いですよね。
毎日の関わりだもの。
自分は愛情かけないけど勝手に育って、では女帝ではありません。
身体は育つけど、心は育ちません。
それって文字通り「産んだだけ」、です。
産むことの大変さを語るだけで、何十年も子供を放ってはおけません。
私は母親だから一緒にいるだけで子供にはいいんでしょという気持ち。
そこには、母親としてあがめられたいけど愛情を注ぎきれない女帝がいて。
そして、父性はそのまま厳しさとして子供へ。
愛のある厳しさではなく、放置という意味で自分でやりなさいという厳しさ。
それでよかったのに、成長してきた子供をふと見ると。
自分を見つめるということ、大事にされるということ、誰かを大事に思うということ、子供は知らないのではないか。
それを感じたからこその依頼。
まだ、女帝になれますから。
皇帝として、パートナーが現れるといいですね。
父性を強くするタイミングって、見えるものではないから難しいけど。
でも、今はもう一度、母性をお子さんに感じさせてあげて。
そして、自分と向き合うことが出来る精神的な強さをお子さんに伝えてあげて。
皆さんは、女帝が出たらどう感じますか?
受け入れること=我慢することってなってませんか?
そういうことすら、越えてるんですよ。
彼女からご感想をいただきました。
つきこさん、長いあいだご連絡しなくてすみません。
どうしても、あのセッションの衝撃が大きかったので…。
自分で自分の欠けている部分、気にしながらもそれはふりであったことを認めること、子供の今の心理、全てにおいて受け入れるのに時間がかかっていました。
随分長くお話しを聞いていただき、泣いたり怒ったりという不安定な気持ちに寄り添っていただき、感謝しつつも素直にお礼すら言えませんでした。
あの後、娘に少しづつ接し方を変えられています。こうなってようやくなのですが、娘を気にかけていることが伝わっているのだと思います、娘の表情やこちらを気にかける態度とか、うんと改善が見られます。
これまでずっとつきこさんのブログを読んできて、単身赴任のこと、同居のこと、色々なご苦労を読んできました。
つきこさんならと思い依頼しましたが、本当に本当にお願いして良かったです。
本当は聞いてもらえるだけでいいかなと思っていたのに、こんなに深くカードからお話しいただけるなんて思っていなくて。失礼しました。
優しくもあり、厳しさもある鑑定でした。
でも、決して主観ではなく、いつもカードからのメッセージとして伝えてもらいました。
随分お礼が遅くなりましたが、本当の女帝と皇帝のあり方を思い描きながら娘と過ごします。
本当にありがとうございました。
何枚も出したカードの中でどうしてもこの2枚に集約されていて。
色々な思いがおありでしたよね。
そんな中でもこうしてご感想をくださってありがとうございました。
お子さんが貴女の中の女帝を感じられるようになったら、お子さんが自分を見つめる強さも育てていってくださいね。
お子さんの「父親」としてではなくても、そんなあなたを愛するパートナーとして、お子さんを認めてサポートするパートナーとしての男性が現れることでしょう。
いつもありがとうございます☪